Thursday, July 26, 2012

海外旅行で役立つクレジットカードの知識


中長期の海外旅行で一番困るのがお金の管理の問題。
大量の現金を持ち歩くのも怖いですし、
トラベラーズチェックは観光地でないと使えません。
そんな旅先で頼りになるのが、ちょっとした事前知識とクレジットカード。

こちらでは、海外旅行中にクレジットカードを使う上での留意点、お薦めのクレジットカードについてまとめてみました。



1. 海外でのキャッシング、ATMの利用について
海外旅行中のお金の管理は、
ほとんどの人がまず日本の空港で少額を現地通貨に替えて、
旅行先でキャッシュがなくなったら、ATMかクレジットカードのキャッシングを使うか、
手持ちの日本円をレートのいい場所で両替する、という感じではないでしょうか。

ただ、ATMの引き落とし、クレジットカードのキャッシング、日本円の両替だと、
どれが一番賢い選択なのでしょうか。
短期の旅行だと小さな問題ですが、
中長期になると、ちょっとした違いも積もり積もって馬鹿にならない金額になってしまいます。

日本円を持ち歩くのはさすがに中長期ではできないので、
キャッシングとATM利用の違いを調べてみました。
僕個人は三井住友VISAカードとシティバンクを利用しているので、今回の比較対象はその2つになります。


結論からいいますと、キャッシングの方が得です。

こちら記事でもありますが、
クレジットカードのキャッシングは年率18%前後が普通。
三井住友VISAカードの場合、返済期間は19~56日なので、利用した日によりますが手数料は0.9~2.8%です。
*金利の計算式:利用金額×実質年利÷365(1年を日割り)×(利用翌日から支払日までの日数)

一方ATMは、シティバンクの場合が約3~4%になります。
またシティバンク以外のATMを使用すると、別途でATMオーナー手数料なども取られるとのことです。

この他に、キャッシングもATM利用も利用手数料はフィックスで取られるようで、
額は三井住友VISAは105~210円シティバンクは210円とのことです。
1~2%の違いですが、100万円使ったとすると何万円の違いになりますからね。馬鹿になりません。
ただ、キャッシングでなくクレジットカードを普通に使えばそもそも手数料はかからないので、
旅先で大きな買い物をするならクレジットカードで払ってしまった方がお得ですね。
*ただスキミングなどの可能性もあるのでお店は選んだ方がいいです。


2. クレジットカード付帯の海外旅行保険について
「クレジットカードを持ってるから海外旅行保険には入らないで大丈夫」
というのは間違ってはいないのですが、ちゃんと詳細を理解していないと痛い目に遭います。

最も気をつけなければいけないのは以下の4点。
有効期限は日本を出てから90日間
これは明らかですね。ただ、この日本を出てからというのが重要で、
海外在住の人が日本以外の国に旅行する場合は往々にして適応されないということです。

無料カードは怪我、携帯品損害保険が入っていないことがある
これは知らない人は結構多いんじゃないでしょうか。
一般カードなど年会費が無料のカードは、旅行で一番必要であろう、
障害、疾病治療費用や賠償責任、携帯品損害などがついてないことがあります。
これを知らないで「クレジットカードの保険があるから大丈夫」なんて言っていると後で大変なことになります。

実際こちらがANAの一般カードの保証内容一覧です。

カードの保険が自動付帯か利用付帯か 
こちらも要注意。
年会費無料のクレジットカードは、そのカードで旅行時の航空券を購入しないと保険が適用されないなんて条件があったりします。
有料のカードは大抵が自動で保険が付帯されるものですが、念のために事前に確認しておくのをお薦めします。

カード1枚だと保険額が足りないことがある
年会費が有料なカードでもゴールド以下のものだと、
万一旅行中に大怪我や手術なんかになった場合、保険額が十分でないものもあったりします。
そんなことも考慮して、お薦めしたいのがカードの2枚持ちか、クレジットカードの保証を補充してくれる保険プランに加入すること。
カードを2枚持っていると保険金額は上乗せされますし、損保ジャパンではクレジットカードでは足りない保証をカバーするようなプランもあります。

旅行中は知らない場所で、知らない人達に囲まれて生活するわけなので、本当に何が起こるかわかりません。
クレジットカードがあるから保険は大丈夫、とタカをくくらず、
事前に最低限の知識武装はしておく必要があると思います。



3. お奨めのクレジットカードについて
クレジットカードはやはり三井住友VISAとマスターカードの2枚持ちがよいです。
利用可能額が限界を超えてしまった場合などのために、違うタイプのカードは持っておくべきです。また、アジア圏ではAMEXはあまり使えないみたいなので、この組み合わせがベストです。

僕が持っているのは、ANAワイドカード楽天プレミアムカード(マスターカード)の2枚。
ANAワイドカードはマイルも貯まりますし、年会費も7,600円と格安です。
楽天プレミアムカードはゴールドカードの割には年会費10,500円と安めですし、
楽天ポイントが貯まるだけでなく、Priority Passという世界で600ヶ所以上の空港ラウンジがタダで使えるという特典もついてきます。
*ただ使えるラウンジはそこまで豪華なものではないです。

この2枚で必要な海外旅行保険の保証もカバーされていますし、
補償額も十分、もちろん保険は自動付帯です。それで1年1万8000円なら安いものですね。



4. おまけ
クレジットカードに関しては以上になりますが、
ただ、いくらカードの組み合わせや海外保険プランがバッチリだったとしても、
旅行中に強盗にあって身ぐるみをはがされてしまったら、その場では何の役にも立ちません。
ここで最後にお薦めしたいのが、旅立つ前にSkypeに小額でもクレジットを買っておくことです。
事件に巻き込まれて一文無しなってしまっても、Skypeクレジットがあれば日本大使館にも連絡もできますし、家族に助けを求めることもできます。

万が一の時の話ですが、備えあって憂いなし。
準備はするにこしたことはないです。



参考リンク






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