Monday, July 30, 2012

The Holstee Manifestoが響いた



このポスターはエコデザインベンチャーのHOLSTEEが、
ビジネスをスタートする際に必要なビジネスプランは一切書かず、
代わりにこのマニフェストポスターを描いたそうです。


こういったシンプルな言葉がグッとささるのは、
きっとそれが本質なのに自分がまだ実践できてないことがあるからかもしれないですね。


本文がありました。
This is your life.
Do what you love, and do it often.
If you don’t like something, change it.
If you don’t like your job, quit. If you don’t have enough time, stop watching TV.
If you are looking for the love of your life, stop;
they will be waiting for you when you start doing things you love.
Stop over analyzing, life is simple.
All emotions are beautiful.
When you eat, appreciate every last bite.
Open your mind, arms, and heart to new things and people, we are united in our differences.
Ask the next person you see what their passion is, and share your inspiring dream with them.
Travel often; getting lost will help you find yourself.
Some opportunities only come once; seize them.
Life is about the people you meet and the things you create with them, so go out and start creating.
Live your dream, and wear your passion.
Life is short.


ビデオもありました。




Sunday, July 29, 2012

究極のパッキング術 [キャリーケース編]

目的地がどこであろうと、移動手段がなんだろうと、
旅をする上で誰もがしなければいけないこと。
それはなんでしょうか?
答えは…そう、パッキング!!

旅先では、スペースがなくなってスーツケースと悪戦苦闘したり、
移動する毎に荷物を出したりしまったり、
本当に面倒ですよね。

ここではそのパッキング問題を解決するため、
パッキングスキルを究極のレベルまで研ぎ澄まし、
もはや芸術の領域までもっていこうと思います。
研究結果は随時アップデートしていきます。

あと、荷物のタイプによって詰め方が違ってくるので、
こちらはキャリーケース、スーツケース編としておきます。




パッキング奥義1:BIT (Buy It There)
どんなパッキングのテクニックよりも、
このBuy It There(買えるものは現地で買う)という考えが何よりも重要です。
Tシャツ、下着、洗面用具なんかは、世界中どこに行っても売ってますし、
値段も大したことはありません。安くて現地で買えるものは現地で。鉄則です。


パッキング奥義2:トラベルグッズを活用
快適な旅行をするために、持っていく荷物は「薄くて軽いもの」が基本です。
通販サイトにいけば、旅行で使えるいろんな便利グッズが売っています。

例えばこの速乾タオル。
荷物の中では1、2を争うくらいスペースをとるタオルが、
ノート1册分程の薄さになり、しかも濡れてもほんの1時間程で乾いてしまいます。


あとはこの無印良品のたためる仕分けケースなんかも便利です。
小物や服を整理するにも使えますし、使わないときはたたんでしまえます。

これ以外にも、通販では日頃目にすることがないような便利グッズがかなり売られています。
見ているだけでも楽しいのでチェックしてみることをお薦めします。
地球の歩き方ストア
Traveler Store
Amazon Travel Store


パッキング奥義3:服は圧縮してまるめる
服もかなりスペースをとるタイプの荷物です。
そのため長期で旅行するかなりの人は圧縮パックを使っているんじゃないかと思います。
東急ハンズやLOFTなんかにいけば売ってますよね。もちろん通販でも買えます。


ここでのティップは圧縮をするだけでなく、服は丸めてしまうことです。
圧縮しただけだと、パックの端の部分は薄いのですが真ん中は厚くなるという不均衡が生じてしまいます。ですが丸めることでその不均衡がなくなり、各パック自体の大きさも均一になるため無駄なスペースなく服をしまうことができます。

圧縮して丸めるとこんなに小さく


パッキング奥義4:靴は1足のみ
タオル、服に続き、靴はかなりスペースをとる部類の荷物です。
原則としてお薦めしたいのが、持っていく靴は1足のみで、キャリーケースには靴は入れないということです。
もしカジュアルな旅行であるなら、移動時は靴を履き、ケースに入れるのはサンダルのようなスペースをとらない履物がお薦めです。

ですが、どうしてもしっかりとした靴を2足持っていく必要がある場合、そんな時は奥義5の「詰め方を工夫する」ことで、キャリーケース内のスペースを最小限に抑えることができます。


パッキング奥義5:詰め方を工夫する
スペースをとる部類の荷物のパッキング術はここまでで大分網羅できたかと思います。
ここでは更にパッキングを極めるため、詰め方のテクニックについて見ていきます。
こちらの動画でも説明されていますが、2点お薦めしたいパッキング術があります。


1つ目は、上記でも触れた靴のしまい方です。
靴をキャリーケースに入れる際は、1足ずつ別の袋に入れて靴底がケースの壁面にくるようにしまいます。これにより靴がとるスペースを最小限に抑えることができます。
また、靴の中に靴下やベルトをいれることでスペースを有効活用することができます。

もう1つは、パンツは広げた状態でケースに入れるしまい方です。
パンツはベルトを付ける部分が一番厚いので、こうして2足逆方向でしまうことで厚さの不均衡がなくなります。パンツは圧縮パックにいれてもあまり小さくはならないので、僕もこのやり方を使っています。


パッキング奥義6:最新ガジェットを活用する
衣服のような生活必需品以外にも、旅先ではエンターテイメントも欠かせません。
従来ですと、ゲストハウスで日本語の本を交換したり、道端で売っている英語の本を買ったりと、必ずしも読みたい本が手に入るわけでもなく、またまとまった数の本を持って歩くと結構な重さになりました。

ですが最近では、iPadやKindleのおかげでインターネットがある限りどこにいても読みたい本がすぐに手に入ったり、最新の映画もiTunesを通してその場でレンタルできるようになりました。

最新ガジェットを活用することで、デバイス1つで何千もの本や映画を持ち運ぶことができるようになりました。旅には空白の時間が付きものです。それを"考える"時間に使うのもよいのですが、いまではちょっとした工夫でそんな時間もアクティブに楽しむことができる世の中になりました。

ここでは長くなってしまうので、
旅先で読みたい本を手に入れるハック、
旅先で最新洋画をレンタルするハック、
はまた別の機会に書きたいと思います。

この記事では新しいパッキング術があり次第随時アップデートしていきます。
最新アップデート[2012.07.29]



Thursday, July 26, 2012

海外旅行で役立つクレジットカードの知識


中長期の海外旅行で一番困るのがお金の管理の問題。
大量の現金を持ち歩くのも怖いですし、
トラベラーズチェックは観光地でないと使えません。
そんな旅先で頼りになるのが、ちょっとした事前知識とクレジットカード。

こちらでは、海外旅行中にクレジットカードを使う上での留意点、お薦めのクレジットカードについてまとめてみました。



1. 海外でのキャッシング、ATMの利用について
海外旅行中のお金の管理は、
ほとんどの人がまず日本の空港で少額を現地通貨に替えて、
旅行先でキャッシュがなくなったら、ATMかクレジットカードのキャッシングを使うか、
手持ちの日本円をレートのいい場所で両替する、という感じではないでしょうか。

ただ、ATMの引き落とし、クレジットカードのキャッシング、日本円の両替だと、
どれが一番賢い選択なのでしょうか。
短期の旅行だと小さな問題ですが、
中長期になると、ちょっとした違いも積もり積もって馬鹿にならない金額になってしまいます。

日本円を持ち歩くのはさすがに中長期ではできないので、
キャッシングとATM利用の違いを調べてみました。
僕個人は三井住友VISAカードとシティバンクを利用しているので、今回の比較対象はその2つになります。


結論からいいますと、キャッシングの方が得です。

こちら記事でもありますが、
クレジットカードのキャッシングは年率18%前後が普通。
三井住友VISAカードの場合、返済期間は19~56日なので、利用した日によりますが手数料は0.9~2.8%です。
*金利の計算式:利用金額×実質年利÷365(1年を日割り)×(利用翌日から支払日までの日数)

一方ATMは、シティバンクの場合が約3~4%になります。
またシティバンク以外のATMを使用すると、別途でATMオーナー手数料なども取られるとのことです。

この他に、キャッシングもATM利用も利用手数料はフィックスで取られるようで、
額は三井住友VISAは105~210円シティバンクは210円とのことです。
1~2%の違いですが、100万円使ったとすると何万円の違いになりますからね。馬鹿になりません。
ただ、キャッシングでなくクレジットカードを普通に使えばそもそも手数料はかからないので、
旅先で大きな買い物をするならクレジットカードで払ってしまった方がお得ですね。
*ただスキミングなどの可能性もあるのでお店は選んだ方がいいです。


2. クレジットカード付帯の海外旅行保険について
「クレジットカードを持ってるから海外旅行保険には入らないで大丈夫」
というのは間違ってはいないのですが、ちゃんと詳細を理解していないと痛い目に遭います。

最も気をつけなければいけないのは以下の4点。
有効期限は日本を出てから90日間
これは明らかですね。ただ、この日本を出てからというのが重要で、
海外在住の人が日本以外の国に旅行する場合は往々にして適応されないということです。

無料カードは怪我、携帯品損害保険が入っていないことがある
これは知らない人は結構多いんじゃないでしょうか。
一般カードなど年会費が無料のカードは、旅行で一番必要であろう、
障害、疾病治療費用や賠償責任、携帯品損害などがついてないことがあります。
これを知らないで「クレジットカードの保険があるから大丈夫」なんて言っていると後で大変なことになります。

実際こちらがANAの一般カードの保証内容一覧です。

カードの保険が自動付帯か利用付帯か 
こちらも要注意。
年会費無料のクレジットカードは、そのカードで旅行時の航空券を購入しないと保険が適用されないなんて条件があったりします。
有料のカードは大抵が自動で保険が付帯されるものですが、念のために事前に確認しておくのをお薦めします。

カード1枚だと保険額が足りないことがある
年会費が有料なカードでもゴールド以下のものだと、
万一旅行中に大怪我や手術なんかになった場合、保険額が十分でないものもあったりします。
そんなことも考慮して、お薦めしたいのがカードの2枚持ちか、クレジットカードの保証を補充してくれる保険プランに加入すること。
カードを2枚持っていると保険金額は上乗せされますし、損保ジャパンではクレジットカードでは足りない保証をカバーするようなプランもあります。

旅行中は知らない場所で、知らない人達に囲まれて生活するわけなので、本当に何が起こるかわかりません。
クレジットカードがあるから保険は大丈夫、とタカをくくらず、
事前に最低限の知識武装はしておく必要があると思います。



3. お奨めのクレジットカードについて
クレジットカードはやはり三井住友VISAとマスターカードの2枚持ちがよいです。
利用可能額が限界を超えてしまった場合などのために、違うタイプのカードは持っておくべきです。また、アジア圏ではAMEXはあまり使えないみたいなので、この組み合わせがベストです。

僕が持っているのは、ANAワイドカード楽天プレミアムカード(マスターカード)の2枚。
ANAワイドカードはマイルも貯まりますし、年会費も7,600円と格安です。
楽天プレミアムカードはゴールドカードの割には年会費10,500円と安めですし、
楽天ポイントが貯まるだけでなく、Priority Passという世界で600ヶ所以上の空港ラウンジがタダで使えるという特典もついてきます。
*ただ使えるラウンジはそこまで豪華なものではないです。

この2枚で必要な海外旅行保険の保証もカバーされていますし、
補償額も十分、もちろん保険は自動付帯です。それで1年1万8000円なら安いものですね。



4. おまけ
クレジットカードに関しては以上になりますが、
ただ、いくらカードの組み合わせや海外保険プランがバッチリだったとしても、
旅行中に強盗にあって身ぐるみをはがされてしまったら、その場では何の役にも立ちません。
ここで最後にお薦めしたいのが、旅立つ前にSkypeに小額でもクレジットを買っておくことです。
事件に巻き込まれて一文無しなってしまっても、Skypeクレジットがあれば日本大使館にも連絡もできますし、家族に助けを求めることもできます。

万が一の時の話ですが、備えあって憂いなし。
準備はするにこしたことはないです。



参考リンク






Wednesday, July 25, 2012

高城 剛 カバンの中身 - 世界中を手荷物1つで旅をする


「人生を楽しむことにほんっとうに力も時間も注いでるんです」
この言葉は響いた。
ハイパークリエイター高城さんについてのビデオ。




手荷物1つあれば世界中どこでも旅ができる。
まさしくトラベルハッカーが目指す極みの境地ですね。
生き方がかっこいい。
これってこの前までもっぱら話題になってた「ノマド的」生き方ですね。

最近では「モノを捨てよ世界へ出よう」なんて本を出版されたようで。
だいぶ煽ってます。笑


もう羨ましくてしょうがない生き方ですが、
僕達若者が皆、いますぐ高城さんのようにキャリーバック片手に世界に出ていくべきかというとそれも違う気がします。

世界に出るには、そこで勝負していく「実力」が必要です。
日本だけじゃなくて、世界で戦っていけるチカラがあるから自由にいきていける。
だから、もしいますぐに日本の外で戦える準備ができてないなら、
若いうちに、そういった実力をつけられるような行動/経験を重ねるべき。
と、僕は思います。
ただ僕の場合、その実力っていうのは何なのかまだはっきりしてないんですが。


何にしろ、
何歳になっても「僕は人生を全力で楽しんでます!」と言えるような生き方をしたいですね。


Monday, July 23, 2012

マイレージ関連ネタ#1



Travel Hacking関連の記事を読んでいたら
「航空会社にとって、マイレージは金の卵を産むガチョウ」
「United航空が倒産したときに、唯一利益を出していたのはマイレージプログラム」
なんてコメントがありました。


僕はてっきりマイレージプログラムというのは、
マツキヨのメンバーズカードなんかと同じように、リピート会員維持のためのサービスだと思っていました。
もちろん、そういった目的もあるのでしょうが、
マイレージは航空会社にとって大きな収益源の1つでもあるようです。


このEconomistの記事がその仕組みを詳しく説明しています。
記事いわく、航空会社はマイレージをクレジットカード会社のような提携先に販売することでかなりの収益を上げています。しかもそれだけでなく、下の図の左のチャートが示すように、会員に付与されたマイレージのうち約25%程しか還元されていなく、その差分である退蔵益からもかなりの利益を得ているようです。
しかも、貯められているマイルのうち約半分は実際のフライトではなく、提携されているクレジットカードを使った販売から発生しているとのこと。



いまは確かにマイレージプログラムは「金の卵を産むガチョウ」かもしれないですが、
1981年にAmerican Airlineが始めたこのマイレージというサービスも、
いまや世界中の130以上もの航空会社が利用しており、マイレージ自体の価値も下がりつつあります。


上の図の右のチャートが示すように、マイルを使用した座席のアップグレート成功率は、
JALだと10%以下にもなっており、ここ最近増え過ぎたマイレージが数少ない空き座席を狙っている構図が見てとれます


またLCCの登場でマイレージなんかよりやっぱり価格!という考えが進み、マイレージそのものの概念が弱まりつつあり、果たしてこの新しい流れの中、航空会社がどうマイレージプログラムを運営していくのか目が離せませんね。



Sunday, July 22, 2012

Mileage Valuationという考え方


「マイルは貯めたはいいけど、いったいどうやって還元するのが得なのかわからない」
トラベルハッカーにとって、そんな問題に出くわすことは多いかもしれない。
そんなときは、Travel Hacking MasterのChris Gullebeauが提唱する、
Mileage Valuationという考え方を使うことをお薦めします。

Mileage Valuationというと難しく聞こえるかもしれないが中身は簡単で、
マイレージを商品や航空券と交換するときに、1マイルいくらに相当するかを計算することで、
マイルをどれだけ活かせているのかを見る指標にすることができる、という考え方です。

Chrisいわく、Mileage Valuationは低くて$0.01高くても$0.04前後とのこと。


例えば、同じマイルの還元でも以下のような違いがでてくる。(金額は全てUSDで計算)

東京→ハワイの航空券をマイルで購入する場合
還元に必要なマイル:50,000
チケット代:$1,500
1マイル当たりの値段:$0.03 


東京→サンフランシスコの航空券(ファーストクラス)をマイルで購入する場合
還元に必要なマイル:120,000
チケット代:$6,000
1マイル当たりの値段:$0.05


東京→札幌の航空券を購入する場合
還元に必要なマイル:25,000
チケット代:$250
1マイル当たりの値段:$0.01


もちろん、マイルは航空券だけでなく、
各航空会社が運営しているマイレージモールで商品に換えることもできます。
マイルを何に還元するかはその人の求めるもの次第ですが、
Mileage Valuationだけでいったら、商品よりも航空券に換えた方がずっと得とのこと。

マイレージポイントだけ見ると、いったいそのポイントにいくらの価値があるのか分かりづらい。
ただ参考値として、1マイルは大体$0.01~0.02くらいの価値があるんだと認識していると、
マイルをより活きた使い方ができるのではないでしょうか。

参考リンク
How to use frequent flyer miles to go anywhere

HipmunkのHeatmap機能が便利!


旅の目的地も決まり、航空券も買った、残るは宿泊先を決めるだけ。
ただ、旅先の土地勘がないので、どのエリアにあるホテルを選べばいいのかわからない…
最後はホテルの価格とレビューを頼りにエイヤで予約するも、
行ってみたらホテルの周りはバーもレストランもない閑散としたエリア。。。
そんな失敗をした人は少なくないはず。

そこで、せっかくの旅行を台無しにしないよう、
フライト、ホテル検索サイトのHipmunkから新機能Heatmapsがリリースされました。




この機能は、旅先のホテルを検索したときに、
「食事」「観光」「ナイトライフ」など、カテゴリー別で街のどこが栄えているのか地図上にヒートマップを表示してくれます。
このスクリーンショットはベトナムのハノイで食事のヒートマップを検索をした結果。

旅行を最大限楽しむには下調べは必須。
この機能は今後旅行のプランニングをする上でマストのツールになりそうですね。

参考リンク
New Hipmunk app lets you search for the hottest hotels using heatmaps